薬剤師が家でできる仕事はないだろうか、このような悩みを抱えているという方は少なからずいらっしゃるのではないかと思います。
出産や介護など様々な理由で職場から離れざるを得なくなってしまったけれど、なんとか仕事を続けたい、しかし家から離れることができない、こんな歯がゆい思いをすることもあるでしょう。
そのような方のために、薬剤師の資格を活かしつつ在宅でできる仕事をご紹介します。
ライター業務は薬剤師が家でできる仕事
まず在宅でできる仕事の代名詞ともいえる存在にライター業務がありますが、実はこのライター業務というものは薬剤師の資格を活かせる仕事のひとつでもあります。
ライター業務というのはサイトコンテンツの執筆が主な業務となるのですが、そのサイトコンテンツの中には薬剤やサプリメントに関する記事というものも少なくありません。
このように専門性の高い分野の記事というのは一般的なライターには書きづらいため、専門知識を持つ人の意見が重要となります。
文章を書くのが得意、好きといった方にはおすすめの在宅業務であるといえるでしょう。
薬剤師なら医薬品関連の文書の翻訳なども家でできる仕事になる
英語に自身があるのであれば、薬剤や医療関係の論文などの翻訳という仕事も可能です。
外国から輸入した薬剤というのは当然のことながら日本語で書かれているものではありません。
そんな薬剤を正しく使ってもらうためには日本語に翻訳する必要がありますから、その手助けをする仕事になります。
また、海外の最新医療や薬学の論文や文献などの翻訳業務もあるため、自分の仕事が今後の日本医療へ良い影響を与えることに繋がる可能性を感じることもできるでしょう。
英語のスキルが高ければできる仕事だと思いがちですが、医療薬学関係の文献などは専門用語も多いため、薬剤師の資格が必要不可欠なのです。
問い合わせ窓口も薬剤師が家でできる仕事のひとつ
製薬会社などの問い合わせ窓口として機能することもまた、薬剤師が家でできる仕事のひとつとなります。
電話での問い合わせ窓口といえば企業にあるコールセンターなどで行われるものだろうと思うこともあるでしょうが、最近では在宅業務として少しずつ浸透してきている業務内容となっているのです。
電話に抵抗がなく、人とコミュニケーションを取ることが好きという方にはおすすめの仕事であるといえるでしょう。
また、問い合わせ業務は電話だけでなくメールでの対応が可能な場合もあります。
小さな子供がいる、ペットを飼っているといったように生活音が気になるという方は、電話ではなくメールでの対応が可能なクライアントを選択すると安心です。
薬剤師が家でできる仕事には書類作成の代行もある
薬剤師の資格があることによってできる仕事の最後は書類の作成です。
新たな薬剤を開発するためには治験というものが必要ですが、この治験をする際には申請書類などが必要となります。
そんな書類を作成したり、治験を実施する際の計画書であるプロトコルの作成を代行するのがこの業務です。
研究機関やCRO、つまり医薬品開発受託機関などから依頼を受ける必要があるので、仕事を探すのが少し大変な面もありますが、薬剤師専門の求人サイトなどを駆使すれば非公開求人などを見つけることもできるでしょう。
治験業務の経験があるとより作業がしやすい傾向にあります。
薬剤師が家でできる仕事を探すにはクラウドソーシングサービスが便利
薬剤師の資格を活かしつつ家でできる仕事を探したいと思ったときには、クラウドソーシングサービスを利用するのが便利です。
先に挙げたライター業務などは特に探しやすいため、自ら動くのが苦手である、どこで仕事を探したら良いのかわからないといった方にもおすすめです。
手数料などがかかる関係上単価としては少し安くなってしまうこともありますが、自宅で自分のペースで仕事ができるというメリットをふまえて考えてみると、その価値がなんとなくでも理解できるでしょう。
クラウドソーシングサービスはいくつもあるため、信頼できそうなサイトに複数登録しておくと仕事と出会う確率が高くなります。
薬剤師の資格を活かして家でできる仕事をしてみよう
このように薬剤師の資格というのは、在宅で行える仕事にも十分に活かすことができます。
仕事探しやスケジュールの管理などをすべて自分でこなさなければならないという大変さはありますが、自由に時間を使うことができることを考えると頑張ってみようと思えるのではないかと思います。
無理をしない程度に子育てや介護などと並行して仕事をし、自分の知識を社会のために活かしていきたいものですね。