看護師がブランクを埋める勉強方法について紹介をします。
子育てのために、育児休業を取得し、職場復帰をしようと思うと、なにかしら不安に思うことが多いですね。
特に、休職期間が長くなればなるほど、急速に進歩する医療の現場についていけるのかな、と不安がますます大きくなることと思います。
そのようなとき、どのように、そのブランクを埋めていけばよいか、について、お話します。
看護師がブランクを埋める勉強方法その1|自宅でネットを使って学習
今時、看護師向けの専門サイトは山のようにあります。
もちろん、信用できるサイトもあれば、怪しげなサイトもあります。
まずは、そのようななかから、執筆者のチェック、内容のチェックをして、信用できるサイトを見つけ、そのようなサイトから情報を得て学習をする、ということもできます。
加えて、今の生の情報が知りたい、病院の臨場感鮎れる情報が知りたい、というときには、看護師個人が行っているブログなどを見てみる、というのも、臨床を離れている不安を軽減させてくれます。
この方法ですと、家で、空いた時間に好きにできるというメリットがあります。
時間の拘束を受けない点では大きなメリットがあるといえます。
看護師がブランクを埋める勉強方法その2|自宅で専門書を使って学習
ご自宅には、看護の専門書、ありますか?学生時代に購入させられたテキストだけということはないですか?しかしながら、テキストも役には立ちます。
たとえば、基礎医学の部分、解剖生理や病態生理については、そうそう変わるものではありませんので、働いているときには、じっくりと見ることができない、こういったテキストを再度読み直し、自分の強みを作る、というのも一つの方法です。
加えて、就職後、必要に迫られて購入した看護の専門書、購入したまま、というもの、自宅にないですか?これ、読みたい、と思って購入したけれど、日々の仕事に追われ、読んでいない、という本、少なからずあるのではないでしょうか。
そういった本を読み、基礎固めをするというのも一つですね。
看護師がブランクを埋める勉強方法その3|自宅で雑誌を使って学習
一番新しい看護の知識を得るには、雑誌が一番です。
テキストや専門書は、執筆されて印刷物になるまで、結構な期間を必要とします。
ところが、雑誌は毎月とか少なくとも季刊で出ています。
最新の知識がそのなかにはあふれています。
本屋さんで選んで必要な物だけ購入するということもできますし、バックナンバーを取り寄せすることもできます。
さらには、年間購読をして、自宅に配送をしてもらうということもできます。
そのような雑誌を最初から最後まで読んでいくと、新しい知識はもちろんのこと、技術的なものも補うことができますし、コラムのようなところを読めば気分転換にもなります。
看護師がブランクを埋める勉強方法その4|病院の学習会に参加する
子どものことなど、休業をしないといけない事情を少しの間だけ、なんとかできるのなら、病院で開催される学習会に参加するというのも方法の一つです。
もちろん、その病院や、所属していた病棟の受け入れ次第のところはありますが、自分の病院に所属している看護師に対して、学習意欲を示しているにもかかわらず、距離をする、ということは限られていると考えられますので、一度確認してみるとよいでしょう。
自分の病院、病棟ですと、まさに、その場に戻る、ということを考えるうえで、人とのつながりも再度確認できますし、その病院の看護師のニーズにあったものになっていますので、かなり強みになると思われます。
もちろん、学習会の種類によっては、参加できないということもあるかもしれないですけど。
看護師がブランクを埋める勉強方法その5|日本看護協会を利用する
看護師の職能団体である日本看護協会に所属していますか?所属していれば、なおのこと、多くの看護に関する講習会に参加することが可能です。
ただし、していなくても、ブランクのある看護師を対象としたセミナー、技術講習会などを多数開催しています。
職能団体ですので、所属していないブランクのある看護師を、なんとか、社会の中で、看護師として貢献してもらえる人材にしたい、と考えていますから、いろいろな面で門戸を広げています。
有償の講習会も多いですが、利益を生み出すための会社組織ではありませんので、その点はリーズナブルな料金設定となっています。
信頼できる講師を選出していますから、その点では、講習の内容も信頼できます。
看護師がブランクを埋める勉強方法|ブランクがあっても求められている人材として
ブランクがあると、私って、看護師に戻っても大丈夫?と不安になることでしょう。
ですが、もともと所属していた病院、病棟はもちろんのこと、社会全体が、看護師には高いニーズを持っています。
しかも、そういったことを不安に思い、努力をしようとしている看護師ならば、なおのことです。
ですから、あきらめず、自分にできる方法で、コツコツと学習して、臨床に看護師として復帰してくださいね。