看護師の部署異動のストレス対策にはどのようなものがあるのでしょうか。
看護師は人の命を預かる仕事なので、常に相当のプレッシャーがかけられています。
それに加えて、働き慣れた職場からの異動はより一層ストレスを大きくします。
そこでこの記事では、「看護師の部署異動のストレス対策」を5つご紹介させていただきます。
看護師の部署異動 ストレス|働き方が変わる
看護師は部署が変わると働き方が180度変わります。
例えば、長年病棟で働いていた人が外来に異動になると、夜勤が無くなり平日の日勤勤務になるので、生活リズムががらっと変わることがあります。
外来から病棟に異動になるとその逆です。
そのため、異動当初は生活リズムを整えることにストレスを感じるでしょう。
今まで夜勤がある不規則な勤務だったのが平日日勤になると、間に休みが無いことが辛いと思います。
このようなストレスの解決策は、早期に生活リズムを作ることです。
例えば、仕事から帰ったらあまり遊び歩かず規則正しい生活を送ることで生活リズムを整えることが可能です。
看護師の部署異動 ストレス|仕事の覚え方
看護師の仕事内容は、部署によって異なります。
外来では患者の処置がメインになりますが、病棟勤務になると検温や簡単な血圧測定、夜間のナースコール対応など常に患者に寄り添った仕事内容になります。
また、訪問看護ステーションに異動になると、患者の在宅へ訪問することになるので、院内とは更に違った業務内容になります。
そのため、最初は部署の職務に慣れることにストレスを感じるでしょう。
初めのうちは仕事を覚えられず、上司に叱られることもあるので、余計にストレスは増していきます。
解決策は、同じ部署の人と仲良くなって仕事を教えてもらうことです。
また、自分でも休憩時間に仕事の振り返りをする工夫をしましょう。
看護師の部署異動 ストレス|部署の人間関係
看護師は部署内の人間関係をとても大切にします。
なぜなら、常に部署内で連携を取る仕事だからです。
特に病棟では、毎日の業務の引き継ぎや患者の急変時において、チームワークが大切にされることがしばしばあります。
しかし、異動してきたばかりの看護師にとっては、部署内の人間関係を築くことがストレスだと感じるでしょう。
知らない人と人間関係を築いていかなければならないので、相手のことを知るまでは人見知りをしてしまうかもしれませんね。
解決策は、休憩時間は積極的に部署の人とコミュニケーションを取ることです。
それにより、部署の人と打ち解けることができるので、ストレスが解消されます。
看護師の部署異動 ストレス|定時に上がれない
看護師にとって定時上がりはあってないようなものだと言われていますが、部署異動したばかりの看護師にとってはそれを身に染みて感じると思います。
なぜなら、業務内容に慣れていないので仕事を時間内に終わらせることに苦労するからです。
今までの部署では時間内に業務を終わらせられていた人も、最初のうちは残業が発生することにストレスを感じます。
定時に上がれないと、余計に疲れが増していきますよね。
解決策は、部署の人と助け合って仕事を定時に終わらせる努力をすることです。
1人では厳しいかもしれませんが、部署全体が仕事を早く終わらせる工夫をすると、かえって仕事をしやすい職場にもなります。
看護師の部署異動 ストレス|休日にゆっくり休めない
部署異動をして間もないうちは、仕事や生活リズムの形成が出来ていないので、休日もゆっくり休めないことがストレスを感じると思います。
せっかくの休日なので出かけたいと感じていても、疲れて寝て終わってしまったということも少なくないでしょう。
このようなストレスの解決策は、ゆっくりする日と出かける日のメリハリをつけることです。
たとえば、土日休みであれば1日は遊んで、1日はゆっくりする日を作れると思います。
休日もメリハリをつけることで、やりたいことが出来ますし、仕事でのストレスを解消することも出来ます。
休日は有効に使いましょう。
看護師の部署異動 ストレス|どうしても辛ければ転職する
この記事では、「看護師の部署異動のストレス対策」を5つご紹介させていただきましたが、いかがでしたか。
いずれも部署移動の際にぶつかるストレスなので、上手に解消していきましょう。
しかし、部署異動をしてどうしても仕事が辛い時には転職という選択肢もあります。
看護職の求人は多数あるので、1つの病院に固執する必要はありません。
また、看護師資格は一生使える国家資格です。
ぜひ資格を活かして転職することも考えてみましょう。