看護師の夜勤は回数制限ないの?

看護師 夜勤 回数 制限

看護師の夜勤に回数制限はあるのか気になる人も多いと思います。

実は看護師の夜勤には回数制限が存在せず、労働基準法の範囲内であれば勤務が全て夜勤でも問題がないのです。

ただし、72時間ルールと呼ばれるルールが存在し、病院側がそれを守らなければならないのがポイントになっています。

看護師の夜勤 回数制限|存在しない

看護師 夜勤 回数 制限 存在

看護師の夜勤回数に制限はなく、労働基準法の範囲内であれば何度夜勤をしても問題がないことになっています。

労働基準法では1日8時間、週40時間までの労働が上限となっているため、その全てが夜勤であっても問題は無いのです。

ただし、夜勤は負担が多いことから日本看護協会側が厚生労働省に制限を設けるように提言を行っており、今後改善される可能性もあります。

看護師は深刻な人手不足であることから労働環境の改善が急がれる分野の一つです。

今後制度が厳格化され、より負担が少ない形になる可能性もあるのです。

現状では回数ではなく労働時間によって制限されているのがポイントと言えます。

看護師の夜勤 回数制限|72時間ルールが存在する

看護師 夜勤 回数 制限 72時間ルール

看護師の夜勤回数に制限はありませんが、72時間ルールという独自ルールが存在します。

これは「夜勤をする全看護師の夜勤時間の合計」を「夜勤をする全看護師の人数を割った数字」が「72時間以内」でなければならないというものです。

違反してしまうと病院が国に入院基本料を請求できなくなるのがポイントで、看護師への負担を考えた上で労働管理をしなければならないのです。

看護師全員の夜勤時間が同じでも、夜勤をする人数が多ければそれだけ時間は少なくなります。

一人一人の夜勤の負担を減らすこともできるため、労働環境のいい病院ほど工夫をすることになるのです。

看護師の夜勤 回数制限|72時間ルールは例外がある

看護師 夜勤 回数 制限 例外

看護師の夜勤回数に関わる72時間ルールですが、制限にも例外があります。

たとえば、2016年の診療報酬改定で回復期・慢性期の病棟の72時間ルール適用要件に変更が加えられています。

たとえば、72時間ルールの中には夜勤が月16時間以下の看護師は72時間ルールの人数の計算式に含まれない仕組みになっています。

計算上、月に2~3回は夜勤をしてくれる人がいなければ病院側としては人数管理が厳しくなってしまうのです。

しかし、回復期・慢性期の病棟の場合は夜勤が8時間未満のものは含まれないという形に緩和されたのです。

これにより一人当たりの看護師の負担を減らしやすくなったのです。

看護師の夜勤 回数制限|お願いされる理由にもなりやすい

看護師 夜勤 回数 制限 お願い

看護師の夜勤回数には制限はありませんが、病院側は可能な限り夜勤ができる人数を増やして72時間ルールの管理をしやすくするように工夫が必要になります。

人数を分散した方が管理が楽になるのが、月数回の夜勤が発生する理由にもなっています。

夜勤自体をしたくない場合は日勤しかない病院にいくなど工夫が必要になってくるのです。

また、夜勤で収入を増やしたい人も実際にどれだけ入れるかは病院側の労務管理の努力によって大きく変わることになります。

現場の人間が72時間ルールに直接関わることは少なくなりますが、管理職などになれば必要な知識となるのもポイントです。

看護師の夜勤 回数制限|自衛の意識が大切に

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看護師の夜勤に回数制限はなく、72時間ルールや労働基準法の範囲内で勤務する必要があります。

一方で夜勤になると仮眠を取れるかどうかが問題になるケースは珍しくなく、待遇の良し悪しに大きな影響を及ぼすことがあります。

労働基準法では6時間以上の勤務をする場合は45分以上の休憩が義務付けられていますが、仮眠に関する規定などは無いのです。

仮眠の規定は病院側が看護師に配慮して設けることが多く、運用ルールもそれぞれ異なります。

なかにはブラックに思える環境の病院も存在するため、改善を求めるか、転職を考えるかなど自分に合わせた方法を模索した方が良いのです。

看護師の夜勤 回数制限|今後変更される可能性も

看護師 夜勤 回数 制限 改善

看護師の夜勤回数に制限はなく、72時間ルール労働基準法で管理が行われています。

しかし、看護師協会から厚生労働省に改善の要望がでていることからわかるように、より負担が軽くなる方向に変更されて行く可能性もあります。

可能な限り夜勤をしたい人の場合は今後制限が増える可能性があることを踏まえ、上手に勤務先を選んで行く必要があるのです。