看護師の復職に勉強本として何かおすすめはあるのでしょうか。
看護師として復職する時には、準備が必要です。
休職期間中に忘れたことを復習したり、新しい知識を勉強したりして、復職の不安を少なくしたいです。
復職の不安を少なくし、スムースに現場復帰するための役立つ教材を紹介します。
看護師 復職 勉強本|看護師が復職する時には準備が必要
(株)pekoが運営する「はたらきナース」が、2017年に、看護師150名を対象に行った復職の調査では、復職が難しく感じる理由として、「看護技術・知識が変わる、忘れている」が36.3%、「復職が不安」が27.2%に挙げられていました。
医療分野は、日々進歩しており、数年前の技術や知識が、時代遅れということも。
また、看護師の実務経験があっても、現場を離れていると、知識や技術は忘れていきますし、働く感覚や看護師の〝勘〟も、鈍っているかもしれません。
復職する時の不安を少なくして、スムーズに現場復帰するためには、看護技術や知識の復習が必要と言えるでしょう。
看護師 復職 勉強本|復職の準備で気をつけること
復職の準備をする時には、いくつか気をつけることがあります。
まずは、最新の看護技術や知識を学ぶことです。
看護技術や知識の復習では、自宅にある教科書を参考にすると良いです。
使い慣れた教科書は、見やすいですし、新たな費用がかかりません。
ただし、出版されてから、年数が経過している教科書は、掲載されている技術や知識が古いことも。
できるだけ、新しい教材を参考にするようにしましょう。
また、学生時代のように、時間がたくさんある訳ではありません。
復習する時には、1から学び直すのではなく、自分が復職する職場で必要になる看護技術や知識をイメージして、勉強するようにしたいです。
看護師 復職 勉強本|最新技術・知識を学びたい人におすすめの本
「エキスパートナース」シリーズ
最新の看護技術や知識を学ぶ時には、「エキスパートナース」シリーズがおすすめです。
「エキスパートナース」は、看護師向けに、毎月発行されている雑誌です。
巻頭ページの特集では、各月ごとに特集が組まれているので、自分が気になったり、不安に思っていたりする内容を、ピンポイントで勉強できます。
例えば、エビデンスに基づいた看護ケアであったり、ドレッシング材の選び方であったり。
また、発行月によっては、DVD解説付きやポケットサイズのガイドブックなどの特典が付いている場合があります。
復職先で必要となる技術や知識を勉強する時に、おすすめです。
看護師 復職 勉強本|隙間時間に復習したい人に、おすすめの本
パッと引けてしっかり使える検査値の読み方ポケット事典(第3版)
隙間時間を使って復習したり、持ち運びに便利だったりする本では、「パッと引けてしっかり使える検査値の読み方ポケット事典(第3版)」がおすすめです。
復職をする前には、勉強する時間が十分にとれないこともあります。
この本は、勤務中でも、気軽に携帯して、参考できるような作りになっています。
ナース服のポケットに入るサイズ、オールカラーが使いやすいです。
尿量や血液データなど、各種の検査数値は忘れられがち。
どのような診療科で働く看護師にも、検査結果の読み取りが必要になります。
復職前から使い、働き出しても携帯して使える、看護師の強い味方です。
看護師 復職 勉強本|基礎から復習したい人に、おすすめの本
完全版 ビジュアル臨床看護技術ガイド
看護技術や知識について、基礎から復習したい時には、「完全版 ビジュアル臨床看護技術ガイド」がおすすめです。
休職期間が長くなると、基礎的な技術や知識を忘れていることも。
基礎を忘れていると、看護師としての現場復帰が不安に感じられるものです。
「完全版 ビジュアル臨床看護技術ガイド」は、看護師の基礎技術や知識が、オールカラーの写真付きで解説しています。
そのため、ちょっと値段がかかりますが、中堅からベテラン看護師も、新人指導の時に使っている本です。
基礎的な技術や知識を復習したい時には、参考にしてみると良いでしょう。
看護師 復職 勉強本|自分の復職スタイルに合った教材を選ぶこと
復職をする看護師は、復職先の診療科、生活スタイルなど、人によって様々です。
どんなに良い教材も、自分の復職するスタイルに合っていなければ、使いづらい教材になります。
自分に合った教材を選び、復職の不安を少なくするように、復習してみましょう。