看護師として、五年一貫で学んだ場合の給料はどうなのでしょうか。
看護師になるためには高校卒業後に専門課程で2年間学ぶほか、大学などで看護を学ぶ方法があります。
高校から専門課程を含め五年一貫で看護師を目指す方法もありますが、大卒とは給料に差がでます。
ただし、学費の負担などもあるためそれぞれにメリットとデメリットが存在するのです。
看護師 五年一貫 給料|看護学校が最短ルート
看護師になるために高校から専門課程を含んだ五年一貫の学校に通うのが最短ルートです。
給料は大卒よりも安くなりますが、資格が必要な専門職になるため月1万円程度の差になることが多く大きな差が出にくいのも特徴です。
企業における幹部候補生のような仕事の住み分けもなく、実務経験を通して収入が変わっていくため学歴の差はそれほど影響しないケースがあるのもポイントといえます。
むしろ看護師学校でどのような技術を学んできたかが重要になるケースも多く、キャリア形成に影響を与える可能性があります。
どの科で働くかで待遇が変わることにも注意が必要です。
看護師 五年一貫 給料|給料は大学が高くなる?
看護師になるための最短ルートは五年一貫校に通うことですが、高卒扱いになるため大卒よりも給料は安くなる傾向があります。
しかし、学費が安く済むことと早く働き始められるのがメリットです。
高卒から短大や大学で学んで看護師になる場合は、それだけ看護師になるまで時間がかかり、学費が高くなることになります。
大卒の場合は専門性の高い技術などを学ぶケースも増え、それだけ働く場所の選択肢が増えるため給料面で優遇されることも多くなります。
ただし、看護師は現場で学ぶことが多いため、絶対的な差にならないのがポイントです。
そのため、無理に大学にいく必要がないと考える人も多いのです。
看護師 五年一貫 給料|選択肢は給料以外に影響しやすい
看護師五年一貫校卒業と、大卒では給料に差がでます。
しかし、決定的な差と言うほどでもなく、学費の多さで考えればもとをとるのに数十年単位で必要という考え方もできます。
専門高卒は働き始めるのが早く、出世ルートにそれほど差はないからです。
管理職よりも現場で働くことを優先させる人もいるのでなおさらです。
むしろ学歴の差は給料以外の面に出やすく、看護師以外の仕事を選択したくなった場合に顕著に出ます。
大卒の方が仕事の選択肢が多く、資格を取得するにしても大卒が前提になるものも多いからです。
一貫校卒は高卒扱いになるため、看護師以外の職業を探す際にハンデになることもあります。
看護師 五年一貫 給料|給料以外の事も考える
看護師の五年一貫校を目指す場合は、むしろ給料以外の事を考えることが大切になります。
これは専門課程に進んでしまうとそれ以外の選択肢をとろうとした際に遠回りになってしまうからです。
看護師になりたいという目標がしっかりしていない場合は、実際に看護師として働きたいかどうか、看護師になって何をしたいのかをしっかりと考える必要があります。
看護師の資格は国家資格になるだけでなく人手不足が深刻な業界でもあり、仕事がなくなることがほぼ考えられないといった特徴もあります。
堅実性で看護師を目指すのも一つの考え方になるため、何を重視するかが大切になります。
看護師 五年一貫 給料|給料が下がるケースも
看護師の五年一貫高を卒業することは、看護師の最低限の基準を満たすということであり、最低限の給料も保障されるということでもあります。
学歴の差よりも勤める病院やクリニックの差が大きいため、余り気にしない人がいるのもポイントと言えます。
ただし、准看護師のように資格の分類自体が変わってくると給料や待遇に大きな差が出るケースもあります。
これは准看護師が国家資格ではなく、都道府県の知事が認定する免許になっているためです。
一度取得すれば他の地域でも准看護師の免許を利用できますが、取得の難易度が下がる分給料にも影響がでてしまうのです。
看護師 五年一貫 給料|給料は大卒よりも安いがメリットもある
看護師五年一貫校卒は給料が大卒よりも安くなります。
しかし、学費が安いことや早く働き始められることはメリットになるため、人生のスケールで考えるとそれほど差がないという考え方もできます。
むしろ看護師以外の選択をしたくなった際に大卒が有利になることが多いため、看護師としての仕事に専念するのか、その他の仕事も視野に入れるかの差が大きくなります。
給料よりも自分が何をしたいのかを中心に考えた方がプラスになることが多いのです。